Internet Exploreの使用を企業にやめるように要請
古くからインターネットを使用する際に利用されているWebブラウザとして、「Internet Explorer(以下:IE)」があります。
IEの歴史は古く、1994年にInternet Explorer 1が登場し、1997年にはInternet Explorer 4とアップデートを重ねwindows98に標準で搭載され、windows8まで標準搭載されてきた。windows10よりEdgeと刷新されています。
パソコンの価格も安価になるにつれ、企業では業務の効率化などの観点からパソコンは普及していき、さらには標準搭載されているIEも認知と信頼されるようになりました。
企業で業務に利用するには企業独自のサービスに合わせたWebアプリケーションが必要となり、導入には多額の費用を支払い導入するものが多かったことから、登場から25年たった今でもIEは企業において使用を続けられています。
そんなIEではありますが、アップデートは重ねることで、セキュリティ面での強化や性能の向上を行ってきましたが、古いパソコンなどの仕様に合わせるなどの観点から、最新のもっともいいアップデートは行えず見えないリスクを抱えながらここまできました。
目次
IE提供会社からの利用停止要請
そんな長く利用されてきましたIEですが、この度2019年1月にIE提供会社であるMicrosoftのサイバーセキュリティ担当者が、『IEを使い続けることが企業に「技術的負債」をもたらしている』と述べました。つまり、IEを使うということは長期的に見て最適な選択なのではなく、アップデートの方法に対する難易度などを理由に、セキュリティリスクの軽視も含めて、技術的に周囲から遅れる原因なども作り出しているということです。
Webブラウザのシェア率(2019年1月)
今では一般ユーザーのほとんどがChromeと呼ばれるWebブラウザを利用しています。
Internet Explorerのサポート期間について
Microsoftは現在も利用者がそれなりの割合でいることで、できる範囲でのアップデートを重ねています。しかし、それもずっとではありません。
サポートも以下のように期間が決まっています。
パソコンOS | ブラウザ(Ver) | サポート期間 |
---|---|---|
windows7 | Internet Explorer 11 | 2020年1月まで |
windows8.1 | Internet Explorer 11 | 2023年1月まで |
windows10 | Internet Explorer 11 | 2025年10月まで |
弊社のInternet Explorerへの対応について
これまでIEへの対応をある程度必要なレベルで行ってきましたが、この度Microsoftからの利用停止の要請を受けたことと、一般ユーザー(サイト利用者)のIE利用率の低さ(他ブラウザへの提供価値の向上)を考え、IEへの過度な対応は控えることに致しました。
IEへの対応を行うことで、近年のリッチなブラウザ機能の使用を諦めることやなども多く、ユーザーによりプラスの効果をもたらす体験を損ねてきたこともありました。
よりリッチなWebをユーザーに提供することで、満足度の向上や企業イメージの促進などプラスの要因を高めることを弊社はWeb制作のサービスを通じて、ご縁のございました企業様にご提供して参ります。
弊社でのWebサービスに対する、ブラウザ対応状況は以下リンク先のようにしておりますのでご確認ください。
ブラウザ対応情報
あまりオススメはできませんが、企業の社内でご利用のWebアプリケーションであれば、引き続きご利用になられることはできます。
社外へのアクセスを行う際にはこれを機に他ブラウザのご利用をご検討してみるのはいかがでしょうか。